チャンネル方式

チャンネル方式


A, B, Cの3つ入力

  • COREからはWIFIを通じて、A. Digital In(タッチセンサー)、B.Analog In(ノブなどを連続的に変化する入力用)、C.Acceleration (加速度センサー)の3種類の入力の値が送られてくる
  • 3つの特徴などは以下の通り。
表1. センサー名称と概要
入力 センサー 概要
A. Digital In a. タッチセンサー センサーに触れると反応。ボタンのように使用する 8つのセンサーが接続
B. Analog In b. ADC 電圧を数値に変換する入力。ユーザーが様々なセンサーを接続可能。
可変抵抗(ツマミ)を繋ぐことで、ツマミの位置を獲得できる
2つの可変抵抗(ツマミ)が接続済
C. Acceleration c. 加速度センサー センサーを動かすことで、X / Y / Z 軸の加速度を検知。動きの方向などを獲得する 1つのセンサーが接続

チャンネル対応表
  • A, B. Cそれぞれのセンサーの値は下記の方式でチャンネルとバンクに振り分けられて送られてくる
  • CONTROLではチャンネルとバンクを指定することで好きな入力を受信できる(下表参照)
  • 例 :: タッチセンサーの1番目(8つある)を使いたい場合、下表ではChannel : “/ch1” , Bank: 0となる。これを次項のようにCONTROL側で設定すれば、タッチセンサーの入力で音をトリガーしたり、エフェクトを変化させたりすることができる
  • 数値はすべて0.0〜1.0の範囲でスケールされて送られるので、加速度センサーの値などは必要に応じて -1.0〜1.0にリスケールして使用する
表2. チャンネル対応表
INPUT Channel BANK arg range notes
A.Digital In /ch1 0~7 ON / OFF 0 or 1 8つのタッチセンサーの値をbank 0〜7で取り出せる
B.Analog In /ch2 0-7 電圧 0.0〜1.0 8つの電圧の値をbank 0〜7で取り出せる
C.Acceleration /ch3 0 x軸加速度 0.0〜1.0 0.5で静止。-1〜1にリスケールしての使用を推奨
1 y軸加速度 0.0〜1.0 0.5で静止。-1〜1にリスケールしての使用を推奨
2 z軸加速度 0.0〜1.0 0.5で静止。-1〜1にリスケールしての使用を推奨
3 tap 1のみ センサーをタップすると送られてくる

A.Digital In
  • 表2の通り、8つあるA.Digital Inは /ch1のバンク0〜7で送られてくる。
  • ex.
    たとえば、0番の端子に接続されているタッチセンサーの値を使って音符を奏でたい場合
  • チャンネル対応表によるとタッチセンサーによる A.Digital Inはチャンネル1の0〜7のバンクに指定されている。
  • mcNoteTriggerを利用し、 下図のように channel を/ch1 の bank 0に設定すれば、その値を利用することができるようになる
  • 同様に1番の端子のタッチセンサーの値を使いたい場合は /ch1 bank=1, 2番なら /ch1 bank=2 … としていくことで値を読み出せる
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B.Analog In
  • ADCは電圧の値を 0.0〜1.0 の数値に変換してくれる
  • これを利用して次のようなことが可能である
    • 電圧変化型のセンサーを接続し、演奏に利用できる(温度センサーや光センサーなど)
    • 可変抵抗を接続することで、ツマミの位置を取得できる
  • ex
    • デフォルトでは、可変抵抗(ツマミ)が0番の端子に接続されている。
    • これを利用する場合は /ch2 bank=0 を mcDeviceControl などで設定し、パラメータ操作などが可能になる

C.Acceleration
  • 加速度センサーは、センサーの空間上の動きをX,Y, Zの加速度で見知することができる。
    • X軸の値が欲しい時は /ch3 bank=0
    • Y軸の値が欲しい時は /ch3 bank=1
    • Z軸の値が欲しい時は /ch3 bank=2
    • で取得可能
  • 値は 0.0〜1.0 の範囲で送られてくる。mcDeviceControl で -1.0 〜 1.0 にリスケールして利用するとよい