Author: Hananosuke

mcManager


役割 COREのシャットダウン COREには電源ボタンがない。 このため、このmcManagerを利用して、遠隔でシャットダウンを行う。 mcManagerによるシャットダウンを行わずに電源ケーブルを外すと、mCellに予期しないトラブルや破損する可能性がある。 COREに繋がるセンサーの動作確認。 COREにくるすべての信号の情報を一度に確認することができる。 COREに実際に来ている信号の値を確認しつつ、サウンドやデバイスの調整を行うことができる。 操作方法 1.トラックに配置する 下準備の通り、セットアップを行っていたら、MasterトラックにmcManagerが設置されているはずである。 2.信号を確認する mCellから信号がくれば、1番左のSignalが反応する。また、タッチセンサーの入力は左から2番目の”Digital In”, ポテンショメータなどのアナログ信号の値は”Analog In”, 加速度センサーからの値は”Accelerometer”にと書かれたエリアに表示される。 3.電源を切る mCellには電源がないため、下記の手順を踏まずに電源を抜き差しするとmCellを破損したり予期しないトラブルを引き起こす可能性がある。以下の手順を確実に踏むこと。 [POWER_OFF]ボタンを押す。 COREのシャットダウンが始まる。 完全にシャットダウンが終了するまで1〜2分程度必要 COREが赤いLEDがついたまま点滅などの反応が完全になくなっているのを確認して電源切断 切断の方法や確認の詳細はこちらを参照

タッチセンサを作る


このページでは、タッチセンサの作り方をご紹介します。少しのはんだ付けが必要ですが、簡単に作ることができます。 用意するもの 部品名 個数(1セットあたり) URL ブレッドボード 1 秋月電子 ジャンパ線(オスーメス) 最低20本 Amazon ジャンパ線(メスーメス) 最低4本 Amazon 100Ω抵抗 1つ 秋月電子 フォトリフレクタ 1つ 秋月電子 ピンヘッダ 3ピン分 秋月電子 3芯並行線 1つ Monotaro 作り方 タッチセンサの足を撚ります。以下の図の2番と4番に相当する足を撚ります。 すると、以下のようになります。 次に、100Ω抵抗をつけます。 先程の画像の1番の足に、100Ωの抵抗を1つはんだ付けします。その後、それぞれの足を1~2cm程度に切断します。 3芯線を取り付けます。足を40~50mmほど先、先端の皮膜を10mmほど剥きます。 芯線をセンサーにはんだ付けします。赤い線を先程の100Ω抵抗に、黒い線を最初によった足に、白い線を残った3番の足にはんだ付けしてください。はんだ付けした後、マスキングテープやグルーガンなどで絶縁してください。 すると、以下の図のようになります。 芯線をピンヘッダにはんだ付けします。先程と同様に3芯線の皮膜を剥き、ピンヘッダのピンに白・赤・黒の順番ではんだ付けします。 はんだ付けができたら、こちらもマスキングテープなどで絶縁してください。 これで完成です。ピンヘッダにはんだ付けをするのが嫌な方は、こちらのサイトなどを参考に、1×3のQIコネクタにすることも可能です。

COREのセットアップ


mCellを始めるための最初のステップです。 はじめに COREはRaspberry Piを用いて複数のセンサ情報をCONTROLに送信するためのモジュールです。OSをダウンロードすることで、コードを書くこと無く、セットアップが可能です。 準備するもの 名称 購入可能場所 Raspberry Pi 2 Model B+ Amazon 8GB以上のmicroSD Amazon 2A以上の出力のあるUSB電源 Amazon microUSBケーブル Amazon COREのシールド こちら 手順(Mac) 1:ディスクイメージをダウンロード こちらからgzファイルをダウンロードし、解凍したのち、デスクトップに配置してください。 2:microSDカードをMacに刺し、場所を確認する。 ディスクユーティリティを開き、挿入したmicroSDの場所を確認します。 右下の”装置”の部分にかかれているモノを確認し、メモをとっておきます。 この場合はdisk2です。 3:ddコマンドを用いて、データを転送する “ターミナル”アプリを開きます。 まず、以下のコマンドを打ち、Enterを押します。(disk2の部分は皆さんの環境に合わせて変更してください) 次に、ddコマンドを打ちます。 disk2の前に”r”がついています。ご注意ください。 パスワードを求められたら入力します。パスワード自体は見えませんが打てています。 4:WiFiルーターをセットアップする 以下の設定のWiFiルーターを用意します。 SSID : mcell パスワード : 0h04m33s 方式などの詳細設定はこちら 5:起動する microSDをRaspberry Piに挿入後、シールドを取り付け、起動します。 こちらに従ってCONTROLをセットアップを済ませれば、信号が到達するはずです。

部品購入表


部品購入表 名称 費用 内訳など(参考) notes URL 線 800 3芯線 10m KFC-3C-10m http://www.maroon.dti.ne.jp/satodenki/cod.html コネクタ 50 ピンヘッダ・1x40P http://akizukidenshi.com/catalog/g/gC-00167/ フォトリフレクタ 400 LBR-127HLD, 8つ http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-04500/ 可変抵抗 80 10kΩ抵抗(40円)2個 http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-00246/ ADコンバータ 220 MCP3008 http://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-09485/ 加速度センサー 450 ADXL345 http://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-06724/ 2列ピンヘッダ 50 http://akizukidenshi.com/catalog/g/gC-00080/ ピンソケット-4P 20 http://akizukidenshi.com/catalog/g/gC-10099/ ピンソケット-8P 180 1x8Pピンソケット x 6つ http://akizukidenshi.com/catalog/g/gC-03785/ 抵抗 100 1kΩ http://akizukidenshi.com/catalog/g/gR-25102/ リボンケーブル 200 http://akizukidenshi.com/catalog/g/gC-08931/ 基盤 287 TFN53-79

シールドを作る


用意するもの 部品 部品名 個数 URL 基盤 1 RS-Online ある程度の大きさがあればこれでなくとも大丈夫です。 10kΩ抵抗 8つ 秋月電子 MCP3008 1 秋月電子 ADXL345 1 秋月電子 8ピンソケット赤 2 秋月電子 8ピンソケット白 2 秋月電子 8ピンソケット黒 2 秋月電子 2×20ピンヘッダ 2 秋月電子 スズメッキ線 2 秋月電子 耐熱ワイヤ 2 秋月電子 工具 必ず必要なもの ハンダゴテ コテ台 ハンダ ニッパー あると便利なもの ワイヤーストリッパー ミニ万力orクリップ ハンダ付けの仕方 ハンダ付けの仕方を知らない方は、こちらのサイトをご確認いただくと良いと思います。 回路を作る 以下の順に製作します。 2×20ピンヘッダを基盤にハンダ付けします。 抵抗を基盤にはんだ付けします。 MCP3008をはんだ付けします。 各入力コネクタをはんだ付けします。 配線をはんだ付けします。 この際、上の回路図における銀の線はスズメッキ線で、色付きの線は耐熱ワイヤで配線します。

ケーブルを伸ばす


ケーブルの長さを伸ばしたいときは、以下の2つの方法で伸ばすことができる。だが、COREのシールドは現在の長さを基に設計されているので、ケーブルを伸ばした際に確実な動作をする保証はない。 方法1 :: 40Pオス-メスコネクタを購入する。 購入品 2.54mm用 QIコネクタコード付き 40P オス-メス 費用 460円(税抜き) 購入場所 Amazon ( http://amzn.asia/h5uY9y2 ) サトー電気町田店( http://www.maroon.dti.ne.jp/satodenki/) やりかた 現在刺さっているケーブルを抜く 購入した40Pケーブルを、3pずつに分けて裂き、接続する。 順番を間違えないようにしながらケーブルを差し込む。 既存のケーブルの線色とソケットの色は対応している。40Pケーブルの色は拘る必要はないが、指す順番を間違えないようにすること。 方法2 :: (経験者向け)ケーブルを自作する 購入品 3芯線(品番は自由。サトー電気町田店には10mで800円の3芯線が売られている。) QIコネクタオス・メス or ピンヘッダとピンソケット 費用 長さによる。上記部品を用いた場合はおよそ900円(1本) やりかた 3芯線の皮を剥く QIコネクタを圧着、もしくはピンヘッダとソケットをはんだ付けする。

加速度センサーの接続


はじめに 加速度センサーは、接続を間違えると、加速度センサーの破壊や、CORE本体の破壊、起動不可などの問題を起こす可能性があります。 加速度センサーの接続法 上図の通りです。Raspberry Piとつなぐシールドを左側においたときに、シールドの加速度センサー用の端子の上から、加速度センサーのVDD、SDA、SCL、GNDと名付けられたピンをそれぞれ接続してください。図のケーブルの色はマシンによって異なりますが接続が正しければ問題ありません。

電源を切る


読み進める前に まずはこちらにも目を通すこと。 基本ルール シャットダウン作業をせずにむやみに電源ケーブルを抜かない。 場合によってはCOREが再起不能な状態に陥る。 電源を過度に抜き差ししない。 COREはコンピュータであり、電源の連続的なオンオフは致命傷を与える恐れがあるため絶対に行わないこと。 Power Off mcHaltの”Power Off”ボタンを押す。 ボタンを押した後、少し待つと緑色のランプが0.5秒程度の間隔で約10回点滅する。 点滅が終われば、シャットダウンは終了。電源を抜くことができる。 参考映像:https://vimeo.com/169265619

3種類のセンサーの使い方


概要 COREには、3種類のセンサーが付属している。オンとオフの2値を取得できるタッチセンサ、0〜1の連続値を取得できるポテンショメータ、そして重力の方向とタップの取得ができるアクセラレータである。 タッチセンサ 物体がセンサー表面から約1cm以内にあるかないかを判断し、値が変わった場合(ある→ない or ない→ある)に、変わった後の値を “/ch1” に送信する。このセンサーは一般的なスイッチのように使うだけでなく、物体の存在の検知などをすることも可能。 ポテンショメータ ツマミの回転位置が判断できる。ツマミを回すと、その位置が0〜1.0でCONTROLに送信される。値は、”/ch2″ に送信される。 アクセラレータ 重力の方向、タップが検知できる。値は、”/ch3″ に送信され、x, y, zそれぞれの軸の値がbank 0 ~ 2, に0 ~ 1.0で送信され、 タップを検知するとbank 3に1が送信される。 X, Y軸は基盤にプリントされた通りの方向で、Z軸は基盤表面側に向いている。

ネットワーク接続


COREをネットワークに接続するためには、以下の設定を満たしたアクセスポイントを設定してください。 方式 WPA2-PSK 周波数 2.4GHz SSID mcell *ステルスSSIDにはしないでください。 WPA2-Passphrase 0h04m33s